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Google YMYL時代の健康系コンテンツの作り方

2021.01.24

 

僕たちの仕事で多いのが、ヘルスケア系のコンテンツ(オウンドメディア)の構築です。

 

皆さんご存知のように、2020年12月のGoogle検索アルゴリズムのアップデートにより「YMYL」系の記事はことごとく評価が厳しくなっています。

 

 

※YMYL…「Your Money Your Health(大切なお金と大切な命)」に関する記事は信憑性/権威性を厳しく評価する

 

 

僕たちはヘルスケア領域での事業開発を主戦場としていますのでこの動きはなかなか看過はできません。

 

ですが実際のところ、僕たちが作った全てのコンテンツはYMYL以降も順調にアクセスを伸ばしています。

 

 

 

 

これは2020年の主要アップデート(5月と12月)前後の弊社プロデュースのコンテンツのPV数です。それぞれのアップデート直後の落ち込みは見られるものの、すぐに持ち直していることが分かるかと思います。

 

そこで今回は、MEETSHOP流のヘルスケア系記事コンテンツの構築方法をまとめてみようと思います。

 

YMYLアップデートがあって健康系の記事には対策が求められているイメージ

 

 

 

 

①読者は「読んでいない」

 

逆説的なことを言います。

 

僕は顧客は文章を読んでいない、と思っています。

 

なんていうか、読んだ気になっている、だけというか。ページを閉じた次の瞬間には書いてあることを忘れている、と思っています。

 

ならば、ページを開いて読んでいる瞬間に記憶もしくは心に残る「体験」を与える必要がある、と思っています。

 

 

●1.「なるほどなあ」

 

●2.「そうなのか!」

 

●3.「すごく手間がかかっている文章だなあ」

 

 

マーケティング的な論点で、上記のような感情を持ってくれる人は潜在顧客になりうる、という仮説をもって文章を書いています。

 

●3.はこちら側の努力でなんとかなると思います。

 

問題は●1.と●2.です。

 

●1.は、どちらかというと既存の情報の編集力が必要だと思っています。

 

例えばですがこの記事だと、血糖値やら低血糖やらアドレナリンやら…たくさんの(読者にとっての)新しい単語が出てきます。

 

これらの前後関係、上下関係をキレイに整理整頓してあげることを心がけます。

 

(後述しますが、人は二つの未知単語の”定義”と”関係性”がわかると納得感を覚えるように思ったりします)

 

 

サンナナサロン公式ホームページより)

 

 

●2.は、どちらかというと「あれってどういうことなんだろうな」って読者が思っていることに対して、こちら側が独自の解釈を与えることです。

 

例えばですが、この記事だと「インスリンの働きは4つある」と、言い切っちゃう感じです。

 

これを僕は「独自の原則化」と呼んでいます。

 

僕らの仕事は、手をつけられないほど混乱して散らかっている情報を整理整頓することです。

 

で、整理整頓するだけではダメで、その情報を削ぎ落として(もちろん削ぎ落とすには勇気がいります)、全体の7割に当てはまることを『原則』として言い切ることだと思います(もちろん言い切るには勇気がいります)。

 

 

サンナナサロン公式ホームページより)

 

 

例えば「カラダに良い醤油ってどれなの?」っていう疑問に対して、そりゃあ”良い”の解釈は無限にあります。

 

ですが、独自の判断基準で整理整頓し、

 

 

「醤油を選ぶ時は、原則的に〇〇が入っているかどうか?を裏面を見てチェックすればOK!」

 

 

って断言してしまいます。

 

(もちろん、その断言にはちゃんとした根拠を用意しなければいけませんが)

 

僕の中での『原則』は7割該当、としています。

 

100%全てに当てはまることを探す必要はなくって、で、実は90%に当てはまるようなことも探す必要はなくって、70%でじゅうぶん。と思っています。

 

●2.に関しては、この『原則』化がある程度の「そうなのか!」に繋がると思っています。

 

長くなりましたが汗、

 

①についてまとめると、

 

 

●1.→散らかっている情報を整理整頓する

 

●2.→できれば『原則』化に持ち込む

 

●3.→しっかり努力する

 

 

という感じです。

 

GoogleのYMYLアップデートでアクセスが移り変わっているイメージ

 

 

 

 

②顧客にとって未知の単語は一記事に対して3つ程度が適当

 

これも言い切ってしまいますが、読者は「分かったつもりになっている」だけだと思っています。

 

なんというか…思考が途中で止まるんです。

 

例えばですが、靴のジャンルで「この靴はノルウィージャン製法で作られていて、だからグッドイヤーウェルト製法の靴と比べて」的な、商品説明を作ったとします。

 

たぶん、顧客の頭の中では、

 

 

・この靴=ノルウィージャン製法

 

 

っていうイコール関係が出来た段階で、思考はストップすると思うんです。

 

何が言いたいかというと、その後に続くノルウィージャンの特徴や他の製法との違い、そこからくるステッチの違い…云々は頭に入っていないと思うんです。

 

GoogleのYMYLに対応した記事の例

 

なぜか?

 

それは人の思考が、新しい単語が出た段階でストップする、と僕は思っています。

 

なので、新しい単語を出す側(我々のことです)としては、新しい単語に対してはとても丁寧に扱ってあげないと上記の●1.には繋がらないと思っています。

 

で、僕が新しい単語に対して読者の納得感(●1.)を作るためによく使っている方が、階層化、です。

 

 

YMYLでも評価される健康系のコンテンツの作り方

 

 

すごく概念的ですが、このような階層が読み進んでいるとき/読み終わった時に読者の頭の中に自然にできるような文章を目指して書いているつもりです。(僕もなかなか出来ていませんが汗)

 

ぐちゃぐちゃになってる、というのは、この3つの階層にある言葉たちが、同じ平面上に並んで関係性が分からなくなっている状態のことです。

 

それを整理整頓してあげるイメージです。

 

で、この階層化で整理されても、読んでいる人は新しい単語が3つ以上になると頭がパンクすると思っています。

 

なので、出来るだけ、詰め込まない。

 

一つの記事にできるだけ新しい単語を書きまくって「ほらできたでしょ」っていうのは、実はこちら側の満足感、だと思っています。

 

書いてるこっちは満足するけど、読んでいるお客様にはあんまり優しくない。

 

お客様が読んで「読んでよかった!」って思ってもらうには、どういうことが必要かな?っていう感覚が大切だと思っています。

 

GoogleのYMYLアップデートのイメージ

 

 

 

③独自の「フォーマット」を作る

 

フォーマット、というのは、決まった形式、とか、決まったリズム、というようなイメージです。

 

例えば僕(ら)のサンナナサロンの記事とかだと、必ずパワポで「図式化」した画像を貼り付けます。

 

 

「ああ、このブログは毎回ちゃんと図式化してくれるのね」

 

 

っていう印象を植え付ける感じです。図式化は僕の中では上記の●1.と●2.と●3.がぜんぶ入っているかなあ、と思ったりします。

 

 

サンナナサロン公式ホームページより)

 

 

フォーマットの作り方はたくさんあると思います。

 

例えばですが、アーカーブ性を高めるならばいっそのこと辞書にしていまえばいい。「ア行」「カ行」…って感じで辞書っぽいノリで書いていく。

 

また例えばですが、楽天大学の仲山進也さんみたく「今日の考材」って、天声人語のノリで毎日更新してしまう。

 

フォーマットの作り方こそが、工夫のしどころかなあ、と思います。

 

YMYLで評価される健康系のコンテンツのイメージ

 

 

 

 

まとめ

 

「GoogleのAIは中学生〜高校生くらいの知能は持っている」

 

「だから、中高生が読んで『あれ?不自然だな?』って思う文章を書くのはNG」

 

以前にGoogle内部の人がこのように話していました。

 

結局は…

 

手間ひまをかけて丁寧にコンテンツを構築していくことが近道だと思ったりします。

 

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株式会社MEETSHOPの取締役。得意なことは整理整頓と言語化。